農地・水・環境保全対策の概要

農地・水・環境保全向上対策のコンセプト

「農地・水・環境保全向上対策」とは何ですか?

地域の方々が農業など様々な活動を行うことにより、地域に良好な効果をもたらすことを農業・農村のもつ「多面的機能」といいます。
たとえば・・

  • 国土保全機能(大雨のときに、田んぼ等が洪水や土砂崩れを防ぎます。)
  • 自然環境の保全機能(田んぼ等には多様な生き物が棲息できます。)
  • 文化伝承機能(農業を通して芸能、祭り、技術、知恵等の文化が伝えられています。)

しかし、現在、農村集落の抱える大きな問題として、過疎化や高齢化、混住化による集落機能の低下により、農地や用水路などを維持管理していくことが困難な状況にあるため、この「多面的機能」が失われつつあります。

多面的機能の恩恵を受けているのは、農業者の方々だけではないので、地域や都市に住む非農家(農業を営む人以外の方々)も含めた中で、共同活動による地域の保全活動を行うことや農業者の方々が農薬の使用を大幅に減らすなどの取組みを行い、環境にやさしい農業を進めることが、この「農地・水・環境保全向上対策」です。

どんな取り組みをすればよいのですか?

〔農家と非農家が共同で取組む活動〕
農地や用水路などの保全活動を行います。

  • 田んぼや水路、農道などの草刈り
  • 用排水路やため池などの泥上げ
  • 水路に棲む生き物の調査
  • 水路沿いの花などの植栽

                    などがあります。

〔農家が中心となって取組む活動〕
地域の環境を保全するために、環境にやさしい農業の取組みを行います。

  • 化学肥料や農薬の5割低減を実施
  • 良質な土壌づくりの実施

                   などがあります。

このような取組みを集落単位の活動組織をつくり、実施することにより、地域のまとまりが高まり、農業・農村のもつ「多面的機能」の維持や地域環境の保全が図られます。