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白髪用ヘアマニキュアに副作用はある?

ヘアマニキュアは、永久染毛料の白髪染めと比較して、かぶれやアレルギーが起こりにくいとされ、製品のパッケージにも、パッチテストへの言及はありません。とはいっても、消費問題を扱う国民生活センターには、10年で130件の被害相談が持ち込まれています。

 

2006年には、奈良在住の50代の男性が花王を相手取って訴訟を起こした例もあります。

 

男性は、2004年の秋ごろに『ブローネ ヘアマニキュア』を初めて使用し、半年後に再び使用したところ、顔全体や身体に腫れが生じ、頭皮がかぶれ、髪や眉、腋毛が次つぎに脱毛したため、皮膚科を受診。

 

皮膚科では「染毛剤による光接触皮膚炎を生じた」との診断でした。その後、男性の脱毛は進行し、2006年、「脱毛が起こる直前に使用したのはこの製品だけ」と、慰謝料精神的被害を含む損害賠償440万円余りを求めて訴訟を起こしたもの。

 

訴訟の内容は、製品の外箱に「髪に優しい」「髪に負担をかけません」などの文字の大きさに対し、危険性に関する指示・警告がいっさい記載されていなかった、商品を販売する際の安全性が欠けている、とするもの。

 

皮膚科の受診以降、男性は花王に連絡をとっていましたが、同社の対応が遅く、また、不十分だったことも、訴訟を起こす要因となったようです。

 

原告側では、花王のサイトでは、白髪染め(永久染毛料)にはパッチテストが毎回必要、とされながら、ヘアマニキュアは必要ない、と記載されていることを問題視。

 

一方、花王側は、ヘアマニキュアは化粧品のため、パッチテストの表示はなくても問題ない、と反論。

 

結果として、原告は敗訴になりました。奈良地裁では、男性のアトピー体質を挙げ、ヘアマニキュアとアトピー症状との因果関係は認めましたが、製品上の欠陥、指示・警告の欠陥などを花王に認めさせることはできない、と。

 

花王のサイトは、現在も、ヘアマニキュアについて、「パッチテストの必要はありません」と記載しています…。